青い壁｡大きな窓｡ウッド調の扉を開けて出迎えてくれたのは､かわいいウサギのキャラクターマスコット｡お洒落な外観とは打って変わり､すでにオーナー様のユーモアさが滲み出ているよう｡ちょっぴりセクシーなハスキーボイスに､注文時からドキドキです｡そして登場したスイーツのビジュアルに驚愕!?ジェラートとプリン｡どちらが主役なのか､どちらも主役なのか…

プリンに鎮座する堂々としたジェラートの存在感

ケーキセット(コーヒーor紅茶) 価格:1,300円(税込)

ケーキセットという名ですが､セットにできる選択肢の1つにプリンがあります｡その他､シフォンケーキや季節限定のケーキにもジェラートのトッピングが可能で､組み合わせられるバリエーションは溢れるほど｡

また､ジェラートも季節によってフレーバーが異なり､来店時は限定のプリン味をチョイスしました｡これぞプリンonプリン!

本場イタリアで修行されたという現在バリスタのオーナー様は､なんとパテシエの経験もお持ちの方｡しかも現地のラテアートコンテストでは優勝の腕前とのこと!本格エスプレッソといただく､自家製スイーツのお味はいかに!?

基本のメニューに書き足されるオーナー様手書きの文字

｢プリンは書き忘れています｣というお茶目な一面に､つい笑ってしまいました｡

店内の壁一面には､ありとあらゆる珈琲店のサインが!?

有名なお店の名前もズラリ｡自他共に認め合う名店ぞろいではないでしょうか?

では､改めて実食のお時間です｡

まずはジェラートを一口｡濃厚な卵にほろ苦いカラメルを感じ､まさにプリンの味そのもの!少し時間がたつと､ジェラートらしい“ねっとり”とした食感も増してきて､これだけでも十分に満足できそうなところ｡

ですが､そのままスプーンを下へと進めましょう｡ジェラートを突いているときから､“ふるっふるっ”と揺れ続けるプリンに､実はずっとそそられていたのです｡

スプーンを入れようとすると､まるでプリンが吸い付いてくるかのように､手に伝わってくるみっちりとした感覚｡口に運ぶと舌の熱でとろり｡甘さの中にも､ほんのり珈琲の香り漂うカラメルのほろ苦さが広がります｡

そして思い付いた“なんちゃってアフォガード”｡プリンジェラートの上にエスプレッソをたらりと｡すると不思議!カラメルのコクが増したかのように､ひときわ濃厚な味わいへ｡

個々に食べるのはもちろん､ジェラートとプリン･エスプレッソとジェラート､さらに3つ一緒でも一まとまりに｡三位一体とはこのことかもしれません｡

詳細

■Lattiera

住所:大阪府大阪市天王寺区餌差町8-2
営業時間:平日12:00～19:00/土日12:00〜18:00
定休日:水曜･第一､第三木曜

店内にあるマスコットキャラクターの多くは､お客様からのプレゼントだそう｡お喋りもとっても楽しいオーナー様｡ラテアート中のまなざしとのギャップがまたすてき｡季節限定のケーキやパフェにも注目を!