2021年11月5日に開業した｢OMO5京都祇園（おも）by 星野リゾート｣。八坂神社の目の前という抜群の立地で祇園暮らしを体験できる滞在先として注目を浴びています。京都の街中で観光を楽しんだ後はあえて、お部屋で京料理や、朝から自ら焼いたパンで大満足。
まるで暮らすように楽しんできました。その様子をレポートします。

花街にひっそりとたたずむ京都祇園の隠れ家

｢OMO5京都祇園｣は花街祇園にあり、八坂神社の目の前という観光にも遊びにも絶好のロケーション。
入口も建物もお店のようでホテルとわからないかもしれません。ここが、日本からも世界からも旅人が訪れたい憧れの街で“今日は祇園ぐらし”をコンセプトにしている｢OMO5京都祇園｣なのです。

｢OMO5京都祇園｣は、祇園四条駅から徒歩約8分。斜め前には八坂神社の人通りの多い立地ながら、エントランスののれんをくぐり、階段を降りると京都らしい｢鰻の寝床｣の奥に細長い京町家のような構造になっています。
奥には祇園のご近所マップが。

コラボ中のよーじやなど、ご近所の有名店がずらり。

京都に関する書籍や、お借りできる抹茶のセットなど。
歯ブラシなどのアメニティは無料ですが、部屋着のレンタルは有料です。

祇園てくてく茶会

職人の技が光る和菓子の名店が数多く立ち並ぶ祇園の街中を、てくてくお散歩しながらお気に入りの和菓子を見つけたら、ホテルに帰ってお茶会体験を。

OMOベースに用意された茶臼で茶葉を挽いて、お抹茶道具を使って自分で抹茶を立てお菓子をいただきました。

こちらの和菓子は亀屋清永さんのきんとん。なんて美味しいんでしょう。こちらの御菓子屋さんは、奈良時代に伝わった日本最古の和菓子ともいわれる清浄歓喜団が有名で時々いただいていますが、生菓子もとても美味しい。

暮らすように楽しめるお部屋

今回、私たちは｢よーじやべっぴんルーム｣にステイしましたが、こちらのホテルは全7タイプの客室の、36室中24室がキッチン付き!

観光で疲れていたり、小さいお子さん連れの家族旅行の時だったりは、ご近所の名店でおいしい料理を買ってきてお部屋でいただくのもおすすめ。

またホテルに事前注文で、ご近所の名店の京都らしい料理のデリバリーをしていただけます。

祇園のお仕出し

ご近所の名店の仕出し夕食をお部屋まで届けていただきました。
行事やお祝いごとの際、来客をもてなす際に、料理を作って届けてもらう“仕出し”は、京都では今でも欠かせない食文化のひとつ。
ぜひこちらに泊まったら体験していただきたい。

【鳥久･鍋】若鶏の水炊き鍋セット(雑炊付き):4,800円
一人前でこんなにボリュームがあるんです。大きな骨付き鶏とたっぷりの野菜を濃厚な鶏スープでいただきます。

あっさりした柑橘が活きるポン酢や、葱、大根おろしなどの薬味もついてきました。雑炊用に卵と海苔もついていて、大満足のコースです。

【いづ重･京寿司盛り合わせ】2,300円
色鮮やかな京寿司。甘めにしあげた魚や、卵焼きまで何もかもが美味。目でも大満足なので京都に来たことを実感します。
お部屋でくつろいでいただきました。

晩御飯の後に八坂神社へ。まだ八坂の枝垂れ桜を楽しめる時で、いっぱいの人でにぎわっていて舞妓さんも拝見出来ました。
とてもかわいかったです!

祇園うるわし朝まいり

翌朝は祇園で身も心もうるわしく!早朝の美しい祇園の町並みや神社仏閣をご近所ガイド｢OMOレンジャー｣とともに巡るツアーに参加しました。
昼間は人や車でかなりの交通量ですが、静かな早朝の祇園を散策。普段、出会うことのない祇園の町暮らしが垣間見えます。

OMO5京都祇園→花見小路→安井金比羅宮→ねねの道→八坂神社→OMO5京都祇園

縁切りで有名な安井金比羅宮も、お昼は順番を待つ長い列ですが早朝はこんなに静か。念願の穴をくぐってきました。

ねねの道から高台寺へ。秀吉の妻ねねが、秀吉を思って晩年を過ごした高台寺の入口。こちらはライトアップなどもキレイです。

ホテルへの帰着後、OMOベースにて｢御香煎｣をいただきました。元気になりました。
一時間の散歩ってなかなか大変かなと思っていましたが、お話をききながらとても楽しくあっという間でした。

焼き立ておへやベーカリー

OMO5京都祇園の朝ごはんは、おへやベーカリーセット。和のイメージが強い京都ですが、実はパンの支出額が全国トップクラス。
そこで京都らしく、パンを楽しむ朝食を客室で楽しむセットを予約できます。1人1,000円。

客室備え付けのホームベーカリーをセットして就寝したら、翌朝の目覚ましは焼き立てパンの香りで目覚めます。
ちゃんと防音のボックスがあるので音は気になりません。

抹茶スプレッド･豆乳ディップ･粒あん･卵スプレッド･リエット･バターの6種類のコンディメントで、パンをさらにおいしくいただきます。ドリップコーヒーとともに、ぜいたくな朝時間を過ごせました。

私はパンが大好きなので本当に嬉しい。3人で2斤、普段はごはん党の子供たちが焼き立てってこんなに美味しいんだ!と感動し、ぱくぱく、食べきってしまいました。

京都の芸術･文化とリラックスして触れ合う楽しい祇園ぐらし

今回は、星野リゾートの｢OMO5京都祇園｣に宿泊し、祇園の芸術や文化を暮らすようにリラックスしながら堪能しました。
遠方の方も、また近隣の方も、ちょっと手が届かない存在と思っていた華やかな祇園ぐらしを体験しに、ぜひ訪れてほしい。

私もまたうかがいたいです!

施設概要
所在地　〒605-0073　京都府京都市東山区四条通大和大路東入祇園町北側288
電話　　050-3134-8095 OMO予約センター
料金　　1泊1室18,000円～税込、宿泊税別、食事別
アクセス 京阪電車 祇園四条駅から徒歩約6分、京都市営バス 祇園バス停より徒歩約1分