【食レポ】飛騨牛を美濃焼の器で楽しむ鉄板焼きのコースを堪能。品川ストリングスホテル「風音」

東京・品川駅港南口直結のラグジュアリーホテル「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」の鉄板焼き「風音(かざね)」にて、2023年5月20日(土)から 7月17日(月・祝)の期間限定でいただける「美濃焼で味わう鉄板焼コラボレーションディナー」。「飛騨牛」を同じ岐阜県の美濃焼の器で味わうというすてきなコースです。ぜひチェックしてみてください。

美濃焼で味わう鉄板焼コラボレーションディナー

「美濃焼で味わう鉄板焼コラボレーションディナー」は、岐阜県飛騨地方で育てられる飛騨牛のリブロースとサーロインの異なる部位を、焼きしゃぶと鉄板焼きで味わいます。季節の食材を用いたお料理や、岐阜県の郷土料理である朴葉(みそ)焼き、パティシエによるデザートも楽しめるコースです。

美濃焼とは岐阜県、東濃地方の一部(土岐市/多治見市/瑞浪市/可児市)にまたがる地域で製作される陶磁器です。瀧澤シェフが選ばれた、白山窯より丹精を込めて生みだされた器は、どっしりとしているのに薄くスタイリッシュで、お料理を引き立てる器だと思いました。

メニューは以下の通り。

・稚鮎(ちあゆ)の天婦羅(てんぷら) 本鮪(まぐろ)中トロ炙(あぶ)り 縞鯵(しまあじ)のお造り
・飛騨牛リブロースと姫筍(ひめたけ) 鉄板しゃぶしゃぶ
・桜鱒(ます)朴葉味噌(みそ)焼き
・春野菜のサラダ 新牛蒡(ごぼう)のクーリ 甘夏みかんのドレッシング
・飛騨牛サーロイン 120g
・美濃のお米(ハツシモ)の風音特製ガーリックライス
・クレームダンジュ 湯葉とトマトのクーリ 柚子(ゆず)ソルベ
・コーヒー または 紅茶

メニューの詳細

稚鮎(ちあゆ)の天婦羅(てんぷら) 本鮪(まぐろ)中トロ炙(あぶ)り 縞鯵(しまあじ)のお造り

美濃焼の器。フタをずらして供されるのがおしゃれですね。

岐阜産の稚鮎(ちあゆ)の天ぷらはまるで泳いでいるよう!たで酢のかわりにパッションフルーツの酸味を生かしています。フルーティーさも加わっておいしい。

愛媛産の新鮮な縞鯵(しまあじ)には新ショウガの甘酢をまとわせて。本鮪(まぐろ)の中トロは周囲をあぶって醤油(しょうゆ)をまとわせ、黒コショウとフランスマルドンの塩で仕上げてあり、そのままパクッと。

スパークリング ベルスター

最初のドリンクは、イタリアのスパークリングをいただきました。さわやかな飲み心地が、前菜のどのお料理にもぴったりでした。

飛騨牛リブロースと姫筍(ひめたけ) 鉄板しゃぶしゃぶ

飛騨牛の美しいリブロースと山形産の姫筍(ひめたけ)です。

鉄板で焼いて脂を出しても、まだなお豊かな甘い脂がお肉に残っています。

焼いた姫筍(ひめたけ)も添えて木の芽をあしらって。

脂がたっぷりなので甘辛のタレがとてもよく合います。やわらかくてジューシーでおいしい!

桜鱒(ます)朴葉味噌(みそ)焼き

飛騨といえばこれでしょう。朴葉を使った味噌(みそ)焼きです。

桜鱒(ます)は皮がおいしいので、パリパリになるまで焼きます。

味噌(みそ)がこんがり焼けた朴葉の上にのせ、花穂をあしらって。美濃焼のお皿にぴったりですてきです。

一ノ蔵 Madona

このお味噌(みそ)の合わせていただきたいのが、特別な日本酒「一ノ蔵 Madona」。宮城の鳴子温泉の温泉熱を利用してじっくり熟成させたとあって、水色はオレンジ色。ドライフルーツのような風味がしてマリアージュが楽しめました。

春野菜のサラダ 新牛蒡(ごぼう)のクーリ 甘夏みかんのドレッシング

新鮮な野菜を自家製の甘夏みかんのドレッシングでフルーティーにいただきました。新牛蒡(ごぼう)は昆布出汁とお米を使ってグルテンフリーのピュレに仕上げてあるそうです。

墨のように黒いものはカカオ。アートなサラダですよね。美濃焼の質感はほんとうに上品で、お料理をひきたててくれます。

飛騨牛サーロイン 120g

飛騨牛サーロイン。室温に置くだけで脂がじわじわゆるんでくる良いお肉です。

ブランデーでフランベして仕上げます。炎が走ってさっと消える。すごい!

ふたとおりのカットにて、味わいの違いも楽しみます。

和歌山の梅を使ったポン酢、ヒマラヤの岩塩と長崎・津島の藻塩、静岡のワサビを好みでつけていただきます。

甘い脂を楽しむ薄いスライスカットのお肉にはワサビをたっぷりのせて。茎ワサビのシャキシャキとした食感とともにお肉のうまみを楽しみました。

クラレンドル ルージュ ペサック レオニャン 2016

ボルドーの赤ワインと楽しみました。料理長はお酒にも精通されていて、好みの味をセレクトしてくださいました。

美濃のお米(ハツシモ)の風音特製ガーリックライス

「ハツシモ」は、はじめて聞く名前のお米です。食事は白米またはガーリックライスから選べて、お肉と一緒に食べるなら白米が良かったけれど、パリパリのおこげを作るガーリックライスに決定。

大葉入りの和テイストのガーリックライス。なめこ入りの赤出汁と香の物付き。おなかいっぱい、大満足!

クレームダンジュ 湯葉とトマトのクーリ 柚子(ゆず)ソルベ/コーヒー または 紅茶

デザートはパティシエ製!
湯葉をクレープに見立ててクレームダンジュを包み、グリーントマトをソースにも使ったのがギルトフリーでいい感じ。柚子(ゆず)のソルベでさっぱり。

デザートはカフェ&バー「リュトモス」に移動していただきました。ライブの生演奏に耳を傾けながら、バーテンダーさんの華麗な動きも見られて二度おいしい!

おわりに

鉄板焼「風音(かざね)」瀧澤料理長

いかがでしたか?美濃焼の器で飛騨牛を堪能するすばらしいコース料理は、記念日やデートにもおすすめです。

詳細

■美濃焼で味わう鉄板焼コラボレーションディナー
2023年5月20日(土)~7月17日(月・祝)
18:00 ~22:00 (L.O. 21:00)
コース料金: 22,000円(税込・サービス料15%別)

■鉄板焼 風音(かざね)
東京都南区港南2-16-1
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル26階
03-5783-1258(レストラン予約 10:00~20:00)