カルビーが朝食に関する意識調査を実施!“朝に噛んで食べる”と脳の目覚めをよくする傾向に

毎朝、朝食を食べていますか?カルビーは全国を対象に「朝食に関する意識調査」を実施しました。朝食欠食による健康リスクはさまざまな研究でも明らかで、朝食習慣の見直しが課題となっています。今回の結果、朝食を毎日食べている人の過半数が、体調に問題がないと回答し、朝食を噛んで食べている人は起床後1時間未満で脳が働き始める自覚があり、日常の目標達成ができている傾向があることがわかりました。

毎日の朝食習慣が、起床時の健康をつくる!

最近の朝の起床時に自覚する症状について、毎日朝食を食べている人(70.8%)のうち57.4%が、朝の起床時の体調について「問題が無い(目覚めがすっきり/頭がすっきり/快調/気分が良い/身体が軽い/特に自覚なし )」と回答しました。

この結果から、朝食を毎日食べることが1日をスムーズに始められる要因の一つであることが推測されます。

朝食を噛んで食べる人は起床後1時間未満で脳の目覚めが良い

起床後の行動時間について、朝、起きてからどのくらいで脳が働き始めるかという設問に対し、朝食を噛んで食べる、咀嚼派(よくかんでいる、まあまあかんでいる、以下咀嚼派)(75.9%)の人のうち81.1%が「起床後1時間未満で脳が働き始める」と回答しました。

朝食に咀嚼して食べている人の方が、脳が活性化され、より早くに脳が目覚められるという傾向にあるようです。

朝食を噛んで食べる3人に1人は、仕事での目標を達成

朝食を噛んで食べる咀嚼派(75.9%)の人のうち、37.3%が仕事上の目標に対して「常に達成/おおむね達成」と回答しました。朝食をよく噛んで食べることが、仕事の良好なパフォーマンスにつながる可能性があるということがわかりました。

調査結果咀嚼と脳の目覚めについて

坂本 貴和子先生(自然科学研究機構 共創戦略統括本部 特任准教授)にまとめていただきました。

● 朝食をよく噛んで食べることのメリット 
朝、寝起きの時は、からだも低血糖状態で栄養を必要としていますし、脳もまだきちんと覚醒していない状況です。朝によく噛んで食べることで、胃や腸の負担を軽減しながらいち早くからだ全体へ栄養を行き渡らせることにつながります。

加えて咀嚼には脳の覚醒効果があることから、ドリンクなどで朝食を済ませてしまうより、よく噛む必要のある食事のほうが、脳をより迅速に覚醒させることにつながると考えます。

●脳を目覚めさせるおすすめ朝食メニュー
歯ごたえがある食材が好ましいのは当然なのですが、朝はどうしてもきちんと朝食を準備する時間がない人も多いのではないでしょうか。となると、噛みごたえのある食材でできた栄養バーやシリアルなどが選びやすいかもしれません。

その中でも、味覚や嗅覚、食感など、さまざまな感覚を刺激する食材が一口の中に含まれていれば、脳もより刺激されやすいのではないかと思います。なにより食べていて楽しいですしね。

●新生活のシーズンにおける朝食習慣のアドバイス
咀嚼による脳の活性を促す上で大切なのは、無理に固いものを食べよう、いっぱい噛もう、と意識し過ぎないことです。お口や顎の状態は人それぞれ、違いますし、体調も日によって違うため、食材の硬さや噛む回数の最適解は、人それぞれ、日によって異なります。

脳を覚醒させるリズム運動のポイントは、無意識で続けられる運動であることです。自分の体や生活そのものに負荷をかけない範囲で、まずは朝食をとる生活を意識しましょう。そしてその中に、できる範囲で良いので、よく噛む食品を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。

咀嚼する朝食を摂取したほうがいいという新たな見解が今回の調査でわかりました。朝食を取るために少しだけ早起きする、飲み物で済ませず準備する、そういった丁寧な暮らし方が目標達成できる人格形成にも比例しているのかもしれません。みなさまもこれらの結果を機に、朝食習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

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