全世代に広がる推し活!もう若者だけのものではない現在の押し活最前線!

今や推し活市場は約3.5兆円を超え、右肩上がりに成長を続けています。年間の平均支出は24万円弱にのぼり、「推し」にお金をかける時代が到来しています。「推し」というワードも世間一般に定着した今、2025年最新推し活トレンドに関ブラデリス ノンワイヤーブラ25A2するメディア説明会オンライン配信が開催され参加が叶ったのでレポートしていきます。若者だけじゃない!? シニア層にも広がる最新推し活実態とはいかに。

推し活実施状況の全体像とは?

今回のオンライン配信は、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を運営するTimeTreeと、SNS総フォロワー11万人の「推し活応援メディア」を運営するOshicocoのコラボレーションで実現。

TimeTreeは家族やパートナーとの予定を共有するケースがほとんどだったが近年は、特定のアーティストが好きな方が集まって完璧な応援スケジュールを作成するなど推し活利用が急増しているのだとか。

血縁、地縁、社縁に加えて、推し縁にフィールドが広がるTimeTreeから見えて来る推し活最前線とは。まずは推し活の実施有無は上のグラフの通りです。

推し活の実施率は10代が最も高く予想通りですが、驚くべきことに60代の半数以上が推し活を行っている実態が明らかになりました。


次に、推し活による生活の変化。

全年代共通して「生活にハリや楽しみが生まれた」回答割合が最も多い結果に。10代20代の若い世代では「気持ちが前向きになった」、「人生の目標ができた」、「新しいことに挑戦できた」など心の変化に関する回答割合が高くなった一方で、年齢層が上がると「健康に気を付けるようになった」の回答割合が高くなっておりウェルビーイングの向上に一役買っているようです。

推し活…具体的には誰を?何を推しているのか?

世代で異なる「推し」の形。

若年層は多ジャンルに分散する一方、50~70代はスポーツへの支持が集中しています。さらに推しの対象について自由回答で尋ねたところ、シニア層での1位は、メンバーそれぞれが音楽活動に俳優活動に大活躍の「Snow Man」。

2位は「BTS」、3位は同率で「阪神タイガース」とロサンゼルス・ドジャースで大活躍の「大谷翔平選手」。10代〜50代の推し活対象ランキングでは、1位はシニア層と変わらず「Snow Man」。2位は「嵐」。3位「Mrs. GREEN APPLE」とアイドルグループが中心という結果になりました。

気になる推し活を一緒に行う相手


推し活実施者に「誰と一緒に推し活を行うか」を尋ねたところやはり「ひとりで行う」が最も多く自分のペースで楽しむスタイルが主流。

注目すべきは10代・20代では「親や祖父母」と推し活を行う人が目立ち、40代以降では「子や孫」と一緒に行う割合が高まり、若年層からシニア世代まで家族で一緒に推し活を楽しむ実態が確認されたということ。

双方向で世代を超えてコンテンツを楽しんでおり、家族での推し活も定着しつつあるんです!

今後さらに多様化していくと予想される推し活市場。人だけでなく物や動物も対象に。推し活において1番悲しいことは推しの予定を見逃してしまうこと。TimeTreeでスケジュールを管理は必須ですね。

またお金を遣い過ぎてしまった、お金がなくて推し活ができないという声も聞きますが、推しについて話す・盛り上がる・時間を遣う・無理のない範囲で楽しむ工夫も必要になって来るでしょう。今後の推し活市場の動向にも注目です。

今回の登壇者からのメッセージ

TimeTree 代表取締役社長 深川泰斗 氏

今回の調査から、シニアには若者とは異なる推し活の楽しみ方があることが明らかになりました。シニア層は「スポーツ推し」が多い結果でしたが、TimeTreeの予定データでも世代ごとの違いが見えており、スポーツに関しては「観戦」や「大谷翔平」、「ドジャーズ」といったワードがシニア層に多く登録されています。

一方でアーティストに関する推し活では、若者は「ライブ」の登録が多いのに対し、シニア層はディナーショーやコンサートが目立ち、予定の入れ方にまで世代ごとの特徴が反映されています。

こうした違いは、単なる“世代ギャップ”ではなく、それぞれの世代に合った楽しみ方が根づいていることを示しています。さらに、家族で推し活を共有することで新しいコミュニケーションが生まれている点も見逃せません。

シニア層が孫と一緒に推し活を楽しむ実態は、生活や世代間関係をより豊かにする兆しとして捉えることができます。今回の結果は、推し活が単なる若者文化にとどまらず、世代ごとの生活スタイルや価値観に深く結びついていることを示していました。

幅広い世代に広がるこの現象は、多くの人が共感できる新しい視点を提供してくれるのではないでしょうか。


Oshicoco 代表取締役 多田夏帆 氏

いま「推し活」は若者だけでなく、シニア世代にも広がっています。子育てや仕事が落ち着き、自分のために時間を使えるようになった世代が、アイドルやアーティスト、スポーツ選手を“推し”として楽しんでいるのです。

最近では、親子三世代で同じアーティストのライブに行ったり、孫と一緒にアニメ映画を見たりと、家族で推し活を共有する姿も珍しくありません。

誰かを応援することで外出や新たなコミュニティに参加する機会が増え、心が前向きになり、孤独の解消や自己肯定感の回復にもつながります。

年齢に関係なく「好きなものに夢中になれる」ことこそが、人生を豊かにしていく。推し活はシニアにとって“第二の青春”と言えるのではないでしょうか。

TimeTree×Oshicocoコラボレーション「推し活」実態調査

【調査概要】
調査期間:2025年8月7日(木)〜8月12日(火)
調査対象:全国10代〜70代
有効回答数:3,376名
10代:380名
20代:257名
30代:291名
40代261名
50代:356名
60代:1,578名
70代:253名
調査方法:インターネットアンケート(TimeTreeユーザーおよびTimeTree公式ウェブサイト経由のアンケート回答者)
調査機関:TimeTree