秋のひととき、名窯とホテルが織りなすラグジュアリーな“アフタヌーンティー”体験
秋の気配が深まる京都・東山の地で、卓越したホテルと名窯磁器が紡ぎ出す優雅な時間を体験しました。今回私は、ウェスティン都ホテル京都(以下ウェスティン都京都)にて、Meissen(マイセン)磁器との特別コラボレーションによる「コラボレーション アフタヌーンティー」を頂きました。11月1日から30日までの期間限定で開催されるため、紅葉シーズンの京都を訪れる方にぜひおすすめしたいひとときです。
ホテル紹介:ウェスティン都ホテル京都
まず、ウェスティン都ホテル京都について。
京都・東山区粟田口華頂町に位置し、1890年創業の歴史あるホテルです。
建築やインテリアにもこだわりがあり、村野藤吾氏のデザインを取り入れた施設も。リニューアルを経てラグジュアリー感がさらに増しています。
宿泊以外にも、ティーラウンジ・レストラン・スパなど多彩な施設が揃っており、アフタヌーンティー利用にもふさわしい落ち着いた雰囲気があります。
このように、伝統と格式、そして落ち着いたラグジュアリー感が融合したホテルとして、今回のアフタヌーンティーの舞台として非常に相応しい空間だと感じました。
名窯紹介:マイセン(Meissen)
続いて、マイセン(Meissen)というブランド・磁器について。
マイセン磁器は、ドイツ東部ザクセン州マイセンで1710年にヨーロッパ初の硬質磁器製作所として設立されました。
「剣のマーク(Crossed Swords)」が1922年に商標として採用され、それ以来、品質・真正性の証として世界的にも知られています。
白磁としての透明感、手描きの絵付け、彫刻的な造形など、磁器という素材を超えて工芸・アートの領域に位置付けられる名窯です。
その歴史の中で、宮廷用磁器、装飾品、彫像、テーブルウェアといった数多くの作品が生まれており、「ヨーロッパ磁器文化の嚆矢」とも言える存在です。
このように、マイセンは磁器そのものの歴史・工芸性ともに高く評価されており、今回この磁器の器でアフタヌーンティーを頂けるという点で、単なる“スイーツを頂く”という枠を超えた体験になりそうだと期待を抱きました。
アフタヌーンティー体験レポート
名称:マイセン コラボレーション アフタヌーンティー(2階 ティーラウンジ「メイフェア」)
提供期間:2025年11月1日(土)〜11月30日(日)
料金:8,000円(+消費税・サービス料)
利用時間帯:11:30〜/12:00〜/14:00〜/14:30〜/15:00〜/15:30〜 2時間制
特別バージョン「マイセン ローズエディション」:1日限定2組/料金10,000円
ドイツ伝統菓子の世界に触れられるのも、“コラボならでは”の魅力だと感じました。セイボリーも充実しており、甘さの合間に味の変化を与えてくれる品々でした。
器は、マイセンの白磁にマイセンブルーの剣マークがあしらわれています。器そのものが“作品”として存在感を放っており、盛り付けを眺めるだけでも満たされました。
雰囲気・サービス
ラウンジ「メイフェア」は落ち着いた空間で、ゆったりとした時間が流れていました。スタッフの方々も丁寧で、スイーツの構成などについても説明をしてくださり、ひとつひとつを丁寧に味わうことができました。
また、写真映えも抜群でした。
感想まとめ
期待を超える体験でした。
「美味しい」だけでなく、「美しい」「特別感がある」「工芸を感じる」という要素が詰まっており、記憶に残るアフタヌーンティーでした。
秋の味わいからドイツ伝統菓子、そしてセイボリーへと続く構成が印象的でした。
器がマイセンであることが、単なるティータイムを芸術的体験に変えてくれています。
価格は8,000円で決して安価ではありませんが、器・ホテル・メニューの三位一体を考えれば納得の内容だと感じました。
記念日や“ちょっと特別な午後”を過ごしたい時にぴったりです。
まとめ&おすすめポイント
秋の京都、紅葉真っ盛りの東山エリアで、このアフタヌーンティーを楽しむことは、ホテル+食+工芸という三重の贅沢感があります。
マイセンという名窯の器で頂くことで、スイーツそのものだけでなく、食器や盛り付け、背景にある歴史を含めて体験できます。
利用時間が2時間制、予約制(時間帯あり)なので、ゆったりと時間を取ることがおすすめです。
特別バージョン「マイセン ローズエディション」もチェック。器がさらに豪華仕様なので、1日2組限定という希少性も魅力です。
写真撮影を楽しみたい方、アフタヌーンティーを通じて「体験」を求める方には特に向いています。
■ご予約・お問い合わせ先
ウェスティン都ホテル京都 レストラン予約係
営業時間 10:00 ~ 19:00
TEL:075-771-7158