【atelier Hanada】五十年陳皮が導く、ミシュランの優雅な美食時間

Odona淀屋橋2階に佇む「atelier HANADA」。ミシュラン・セレクティッド選定の名店によるランチコース「出逢い Encounter」をご紹介します。静かな空間に温かなもてなしが寄り添い、食材ひとつひとつに込められた丁寧な仕事と美しい構成が印象的。繊細に仕立てられた料理が続き、心に残るひとときを生み出します。「五十年陳皮 漆黒酢豚」は深い香りとやわらかな甘みが響き合う逸品です。

出逢い Encounter(OMOTENASHI – 前菜)

《白子》
季節の逸品を大胆に昇華。衣は軽やかに、白子がふわふわでとろけそう!
繊細な甘味を持つ白子とスパイシーなソースが対比をなし、上の食感と刺激が共鳴する印象的な一皿。

《赤えびの紹興酒漬け、卵黄をトッピング》
鮮やかな赤えびの甘みを、紹興酒の芳醇な香りが引き立てます。
濃厚な卵黄が優雅にまとめ上げ、なめらかなすり流しが全体の味わいに奥行きを添えています。

《 ナムタンの麻辣ソース》
伝統とモダンが交差する妙味。ナムタンの深い旨味を持つお肉に、キレのある辛さが調和した麻辣ソースが絡みます。香り高い花椒が食欲を刺激する、洗練された辛味の表現。

《沖縄県産の太もずく》
強いコシを持つ太もずくを、中華風の出汁で軽やかに和えた一品。海藻の風味とコリコリとした食感が心地よく、濃厚な前菜の合間に爽やかなアクセントを添える、計算された箸休めです。

《頂上湯》


田島地鶏、すっぽん、マカの滋味を丁寧に引き出した深い味わいのスープ。濃密な旨味が穏やかに広がり、上品な余韻を残します。

《Dim Sum》


椎茸の原木を模した遊び心あふれる点心。独創的な発想と繊細な味わいが織りなす、心弾むひと皿。


中には驚きの仕掛けが!ぜひ、お店でその美味しさをお確かめください。

《大海老ラクサ》


イリアンタイガーに味噌の旨味と特製チリソースのアクセントを重ね、最高の美味しさに!ライムを絞ると爽やかさがまし、味の変化を楽しめます。

五十年陳皮 漆黒酢豚


目の前で描かれる優雅な竹の墨絵の演出!


漆黒の盛り付けが静かな存在感を放つメイン。五十年陳皮の深い香りと、鳥取の梨が引き立てる豚肉の甘みが見事に響き合います。

《上海蟹炒飯》

上海蟹の身と味噌を贅沢に使用し、繊細な蟹の身の甘さと味噌の濃厚さを存分に楽しめます。グレープフルーツの程よい爽やかさも心地いいです。

《兵庫県丹波栗 ピーカンナッツ》


多彩な技法で引き出さされた栗の香りや豊かな甘みから、秋のぬくもりを感じる優しいデザートです。

《Petit Fours》


目の前で静かに開けられた木箱には、秋の美しい情景がそのまま詰め込まれていました。
中華の素材を使った焼き菓子やお月様のようなブルーベリーの月餅…。一つ一つの繊細な意匠に、思わずため息が漏れます。

  
目の前に並べられた6種類のお茶を丁寧に説明していただき、その豊かな香りを一つ一つ確かめる贅沢な時間がありました。選んだのは、華やかな香りのライチ紅茶(Lychee Black Tea)。


お菓子は、紫芋の月餅やカシスマカロンなど、小さな芸術品のよう。温かなライチ紅茶と一緒にいただくと、幸せに満ちた穏やかな余韻に包まれました。

Saicho Jasmine , GINNIE

• Saicho Jasmine(ノンアルコール)
華やかな香りが広がるスパークリングティー。食事に寄り添う上品さが魅力です。

• GINNIE(ノンアルコールジン)
国産ボタニカルが香り、柚子と山椒が心地よい清々しさを添える一杯。料理の繊細さを優しく引き立てます。

総料理長 花田洋平氏


ANAクラウンプラザホテル大阪の中国料理「花梨」にてキャリアを積まれ、30歳という若さで副料理長に就任。ホテル時代から数々のコンテストに挑戦され、第7回中国料理世界大会では個人戦・団体戦ともに金賞を受賞されています。その受賞歴は累計25賞に上り、世界に認められた確かな技術と情熱が、一皿一皿に込められています。

洗練された中華に心躍る美食の時間


凛とした佇まいの店内と、ゲストを包み込むような温かなもてなし。
ミシュラン・セレクティッドに名を連ねる名店で、確かな技術が光る特別な昼のコースをご堪能ください。

■ ランチコース「出逢い Encounter」
時間:11:30~15:00 
価格:おひとり様 7,700円(税・サ込)

■ atelier HANADA 
大阪市中央区北浜4-3-1 淀屋橋odona A棟2階
TEL:06-6926-8395
営業時間:11:30~15:00、18:00~22:00
定休日:日曜

取材協力: atelier HANADA