全国136店舗で展開!三陸・常磐の海の幸を味わう「うみうまフェア」実食レポ

東日本大震災から15年。復興が進む一方で、いまだ失われたままの販路も少なくありません。そんな東北の海の幸を“食べて応援”する取り組みが「UMIUMA」。俳優・戸塚純貴さんを“うみうまキャプテン”に迎え、明るく前向きなムードで開催される「三陸・常磐うみうまフェア」のメディア内覧会で体験した3品のおいしさと想いをレポートします。

三陸・常磐の“うまい”を全国へ。「三陸・常磐うみうまフェア」とは!?

三陸・常磐うみうまフェアの水産加工会社

寒流と暖流が交わる世界有数の漁場・三陸、そして常磐地域。その豊かな海の恵みを全国に届ける取り組みが「三陸・常磐うみうまフェア」です。

2026年は過去最大規模となる全国136店舗が参加し、和・洋・中・エスニックからスイーツまで約300種類ものコラボメニューが展開されます。

三陸・常磐うみうまフェアの参加店舗

このフェアの特徴は単なる食材提供にとどまらない点。2025年には、参加飲食店が実際に産地を訪れるツアーを実施。魚市場や水産加工の現場を視察し、生産者と直接意見交換を行ったうえで今回のオリジナルメニューが開発されました。

メディア内覧会で体験。食材の魅力が際立つ3品を実食

GINZA ONO Gratia -Smoke Dining-のキンキの煮付け

GINZA ONO Gratia -Smoke Dining-:「キンキの煮付け」(使用食材:冷メンメラウンド IQF)

一口めで印象に残るのはキンキのふっくらとした身と上質な脂。IQF(急速凍結)されたキンキは鮮度感が高く、煮付けにしても身の繊維が崩れずにしっとりとした食感が楽しめます。

甘辛い煮汁は主張しすぎず、素材のうまみを引き立てる仕上がり。“Smoke Dining”を掲げる同店らしく、和食でありながら奥行きのある一皿で特別な食体験を感じさせてくれました。

GINZA ONO Gratia -Smoke Dining-のキンキの煮付け試食用
GINZA ONO Gratia -Smoke Dining-では、薪火料理を軸にしたダイナミックな調理を展開。銀座という土地柄、国内はもちろんインバウンドにも向けて日本の食文化と素材の魅力を発信しているので、海外の方にも東北の魅力を伝えてくれることに期待が高まります。

また、使用されている「冷メンメラウンド IQF」を手がける大興水産は、東日本大震災で大津波に見舞われ設備のすべてが甚大な被害を受けました。

しかし幸い人的被害はなく社員一人一人の力を結集し、翌年には新社屋・新工場で事業を再開。その歩みを知ると、この一皿がより深く心に残る味わいに感じられました。

GOOD MORNING CAFE 中野セントラルパークの穴子のラケとミラノ風リゾット

GOOD MORNING CAFE 中野セントラルパーク:「穴子のラケとミラノ風リゾット」(使用食材:開き穴子)

香ばしく焼き上げられた開き穴子は、表面は香ばしく中は驚くほど柔らか。穴子特有のふんわりとしたうまみがミラノ風リゾットのコクと絶妙に重なります。カフェメニューの枠を超えた完成度でありながら、重たさはなく最後まで心地よく食べ進められる一皿。

公園に隣接する開放的な空間で味わいたくなる、バランスの取れたメニューです。GOOD MORNING CAFE 中野セントラルパークは、オープンテラスから広がる緑や季節ごとに移ろう景色を感じながら食事が楽しめる場所。日常の中に少し特別な時間を添えてくれる一軒です。

GOOD MORNING CAFE 中野セントラルパークの穴子のラケとミラノ風リゾット試食用

このメニューに使用されている開き穴子を手がけるのは、福島の中澤水産。震災当時、現オーナーは大学生・高校生という立場でした。一度は別の会社に就職したものの、「福島のためにできることを」とUターンし家業を継ぐ決断をしたそう。

現在は、生きた穴子を自社で大切に管理しオーダーが入ってから一尾ずつ丁寧に処理して出荷。その想いと手間が、このやさしくも芯のある味わいにつながっているのだと感じました。

あばら大根 西葛西店の三陸の恵み 海グラタン

あばら大根 西葛西店:「三陸の恵み 海グラタン」(使用食材:三陸産肉厚わかめ、冷凍1粒むき身牡蠣(IQF)M、冷凍真タラフィーレ)

和食店「あばら大根」らしい、素材を生かした海グラタン。肉厚な三陸産わかめの存在感に、牡蠣と真タラのうまみが重なり、ひと口ごとに海の香りが広がります。

クリーミーでありながら後味は軽く魚介のうまみがしっかりと感じられます。“和”のイメージを良い意味で裏切る一品で、幅広い世代におすすめしたくなる味わいでした。

あばら大根 西葛西店の三陸の恵み 海グラタン試食用

あばら大根 西葛西店は、今回のフェア初参加。落ち着いた雰囲気の中で、家族連れでも気軽に楽しめる居酒屋として地域に親しまれています。そして、このグラタンに使われている冷凍真タラフィーレを手がけるのは、八戸のマルゲン水産。

震災では津波の被害を受けながらも決して立ち止まることなく、八戸港の早期回復とともに再起。震災からわずか11日後には海鮮の出荷を再開した八戸港とともに前へと歩みを進めてきました。

その姿は、同業者や地域の人々にとっても、大きな勇気とやる気を与えたであろうことは想像に難くありません。困難な状況の中でも前を向き、海とともに歩み続けてきたそのたくましさがふっくらとした真タラの身にもしっかりと息づいているように感じられました。

食材だけでなく「想い」も味わうフェア

大興水産株式会社のキンキ

「三陸・常磐うみうまフェア」は、食材のおいしさだけでなく、その背景にある生産者の想いや歩みまでを一皿一皿にのせて届ける取り組みです。産地ツアーを経て開発されたメニューだからこそ、どの料理からも確かな説得力とストーリーが感じられました。

期間中は、俳優・戸塚純貴さんが“うみうまキャプテン”として登場するCMも各エリアで放映され明るく前向きなムードとともに、三陸・常磐の海の幸の魅力が全国へ広がっていきます。

そして最後は、メディア内覧会で出会った「キンキ」と一枚。実際に味わい、話を聞き、背景を知ったからこそ、ただ“おいしい”だけでは終わらないフェアを体感。この機会にぜひ、三陸・常磐の“うみのうまいもの”を、食べて・感じて応援してみてください。

「三陸・常磐うみうまフェア」概要
開催期間:2026年2月1日(日)〜2月28日(土)
開催エリア・参加店舗数:
 関東(40店舗)/愛知(28店舗))/関西(21店舗))/広島(23店舗))/福岡(24店舗)
 ※全国合計136店舗が参加
展開メニュー数:約300種類
内容:三陸・常磐の海の幸を使った和・洋・中・エスニック・スイーツなどのオリジナルコラボメニュー
特徴:2025年に実施された産地ツアーを経て開発されたオリジナルメニュー・生産者の想いや背景までを伝える“食べて応援”のフェア
キャラクター:俳優・戸塚純貴さん(うみうまキャプテン)
※詳細・参加店舗は公式サイトにてご確認ください。