受賞歴のある酒蔵の日本酒のみを扱うミニチュアな缶「KURA ONE」が話題!毎月飲み比べ♪

国内外で受賞歴のある酒蔵の日本酒のみを扱うアルミ缶「KURA ONE」がいま話題なのをご存じでしょうか?居酒屋などで見慣れたあの日本酒が720mlの瓶のラベルとほぼ同じデザインで180mlのアルミ缶になり、中身も同じお酒が入ってミニチュアな缶に。毎月異なるストーリーで異なる銘柄の3~4缶を世界100カ国以上にサブスクリプションで直送する「KURA ONE」の新しいサービスが開始し海外でも話題です。

6カ月で21銘柄を制覇!かわいらしい缶「KURA ONE」

21銘柄がそろう日本酒のミニチュアなアルミ缶「KURA ONE」

「KURA ONE」の銘柄は全部で21種。1月31日から新発売された「KURA ONE STORY.サブスクリプション 受賞酒蔵コース」(毎月税込3,960円、国内価格・送料別)では、これら21本が1月~6月の間に毎月少しずつサブスクリプションで届けられます。

「辛口」や「花酵母」、「原酒」といった毎月のテーマに沿ったお酒を数種類飲み比べ。6カ月間で計21銘柄(14酒蔵分)を制覇できるのです。

2023年1月には新商品発表のため、都内で記者会見が開催されました。その時にまず話題になったのが「KURA ONE」のかわいらしさ。スタイリッシュでおしゃれ、21本が並ぶと特に圧巻です。手軽なのでお花見やキャンプなどにも持っていけそうです。

21銘柄が全部そろったコンプリートセット「KURA ONE 販売記念特別版」も発売中。価格:25,300円(税込)(国内・送料別)

缶が4本だと計720mlなので、ちょうどボトル1本分。「四合瓶1本を飲み切るのは大変。開封して時間がたつと味が劣化してしまう」と心配な方には本当に便利。おうちでのひとり飲みにも適していますね。会見に参加したメディア関係者には2缶がプレゼントされたので、さっそく飲み比べをしてみました。

濃醇な原酒、同じ原酒でも味わいの印象がずいぶんと違う

「七冠馬」(左)と「霞城寿」(右)を飲み比べ

いただいたのは「七冠馬」(ななかんば)の特別純米 原酒 (簸上清酒、島根県)と、「霞城寿」(かじょうことぶき)の雪女神 純米大吟醸 原酒 (寿虎屋酒造、山形県)。どちらも原酒という水を加えていないタイプの日本酒で、濃厚な香りと味が魅力的なお酒です。

前述のサブスクリプション・サービスの2月のテーマは「原酒の濃厚な日本酒を楽しむ」で、3本がセットになって届きますが、そのうちの2本がこれら。さっそく飲み比べてみました。

どちらも最初の一口目から濃厚なうまみが感じられますが、「霞城寿」の方が甘めで女性らしいソフトな印象。「七冠馬」はアルコール度数が18%で、最初の一口から強めのインパクトがありますが、甘すぎずに後味はややスッキリ。

「霞城寿」はキレイな味で女性向き、「七冠馬」はアルコール度数が高めなので、普段から強いお酒を好む男性などに特に良いのではと感じました。

「味わいチャート」で味のバランスを深く理解できる

缶の裏面をのぞいてみると「味わいチャート」があり、ワインのようにボディ感、そして甘味・酸味・複雑味・うまみ・後味の余韻などを視覚的に理解でき、飲み比べがより楽しくなります。原酒の中にもいろいろな味わいがあり、味のバランスが違うことや、どんなタイプがより自分の好みなのかが自然にわかってきました。

缶の二次元コードをスマホで読み込んでみると、「霞城寿」がたくさんの賞を受賞しているということも判明。「全米日本酒歓評会2019純米大吟醸酒部門」にて金メダルを受賞、さらに世界のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019」の純米大吟醸酒部門で銀メダルを受賞したお酒。これは気になってしまいますね!

山形の酒米の最高峰「雪女神」のおいしさに感動

平安時代からの伝統和柄「雪輪」のラベルは女性的なやさしいデザイン

会見にも参加された「霞城寿」の営業課長 藤山さんはこのように説明されました。

「山形県産の最高峰の酒米「雪女神」を40%まで磨き上げ、山形酵母と蔵王の雪解け水、蔵王山系伏流水の天然軟水で丁寧に醸した純米大吟醸酒です。「KURA ONE」にもなっている原酒が霞城寿ブランドの中でも最上級の日本酒です」。

手軽な缶なので気負わずに飲んでいましたが、知らぬうちにすごいお酒と出会っていました!

「霞城寿」を醸す寿虎屋酒造は創業300年の山形市の老舗酒蔵。藤山さんいわく「ジブリ映画「おもひでぽろぽろ」の舞台にもなって、日本遺産に認定されている紅花畑が弊社の目の前に広がっています。

文化的な大自然をテロワールとしながら、「雪女神」という山形特産の酒米を使って「GI山形」認定の美しいお酒に仕上げました」。確かにスルスルと流れるように味わえ、すぐにグラスからなくなってしまいます。うっとり♡

「KURA ONE」のブランドムービー。写真は「七冠馬」のもの

缶の二次元コードをスマホで読み込むと酒蔵やお酒の情報などが見られ、自分の気になるお酒が飲める飲食店や販売している店なども知ることができました。「KURA ONE」のアプリから720mlサイズのお酒を購入することも可能で、自分の感想を投稿することもできました。

「KURA ONE」に参加している14の酒蔵で撮影されたブランド・ムービーも、「KURA ONE」公式サイトから閲覧できます。酒蔵見学に行ったような気分に浸れるのでぜひチェックしてみて!

右から2番目が「霞城寿」を醸す寿虎屋酒造の営業課長 藤山さん。右から3番目が「KURA ONE」を展開するアイディーテンジャパンの澤田社長。1月の記者会見にて

世界100カ国以上の人々がそれぞれの言語で、私と同じように日本酒を味わって体験できるというのも「KURA ONE」の素晴らしいところ。アジア各国や欧州などからもさっそく注文が入っているそうです。

「KURA ONE」では2023年7月以降、お酒の銘柄をさらに増やしていくようです。今回のサブスクリプション・サービス以外にも新しいセット商品が5点も1月にリリースされたばかりなので、気になった人はぜひ「KURA ONE」公式サイトをのぞいてみてくださいね!

販売中の「KURA ONE 硝子酒器ボックス」税込18,480円は有名な木本硝子の酒器とセット

また、インバウンド対応にも積極的な東京・上野にある日本酒バー「Premium Sake Pub Gashue」(がしゅえ)では「KURA ONE」を単品から購入できるようです。

国内外の有名レストランで起用されている木本硝子の酒器も単品で販売している店なので、酒器と「KURA ONE」のお土産をセットで購入し、そのままお店で日本酒も味わいながら楽しめます。新たな日本酒の観光お土産スポットになるかもしれませんね。

※店では「KURA ONE 硝子酒器ボックス」は購入できません。KURA ONEの飲料提供もしておりません。販売のみ

・「KURA ONE」や木本硝子の酒器を購入できる日本酒バー「Premium Sake Pub Gashue」

所在地:東京都台東区東上野2-13-5
電話:03-6284-2375
営業時間:月曜日~金曜日…11:30~14:30/17:00~23:00/土曜日…16:00~23:00(他に不定期で酒セミナーや酒蔵イベントなども開催)
定休日:日曜日 ※祝日・土曜日は不定休
席数:30席 ※座椅子あり・カウンター席あり