新横浜で”大人の部活動”はいかが?新店「水産酒場サーモン部」で「青森サーモン」を堪能
新横浜駅から徒歩6分の場所に「青森サーモン」をメインに使った「水産酒場 サーモン部」が2025年9月8日にオープン。約60種あるメニューのうち約7割がサーモン料理というユニークな専門店。サーモンの刺身だけでも酢味噌がけ、酢〆、炙り…と、味わいや調理法のバリエーションも豊富。サーモンの頭「氷頭」といった珍しいおつまみまであり、つい”サーモン沼”にハマってしまいます。楽しすぎるお店をレポート。
社内会議で銘柄を伏せて試食、1位に選ばれたのが『青森サーモン』」
店に入ると巨大なサーモンのオブジェがお出迎え。青森ねぶた祭りのポスターも
「サーモン専門店をオープンするにあたり、社内会議で20人以上の社員たちが国内外のサーモンの銘柄を伏せて試食しました。その結果、見事1位になったのが青森サーモンでした」と説明するのは神奈川や都内に飲食15店舗を展開している(株)若竹の田口優英社長。
近年、国産のご当地サーモンは増えており、信州サーモン・富士山サーモン・宮城サーモン・阿武隈川メイプルサーモン・広島レモンサーモン・琵琶サーモンなどがあるようです。チリやノルウェーなどの海外のトラウトサーモン・アトランティックサーモンなどもあります。
そんな中、今回、店で大抜擢(ばってき)された「青森サーモン」は、青森県深浦町を中心に養殖されるトラウトサーモン。トラウトサーモンとしては日本一の生産量を誇り、2024年には2,600トンを生産しています。深浦町は冷涼な気候で低い水温、豊富な淡水と海水が確保でき、サーモン育成に適している地域。特に世界遺産にも登録されている白神山地から清麗な水が豊富に流れ込んでくるのが好条件の一つ。
メニュー表と一緒に置いてある青森サーモンのこだわりの説明書き
田口社長はこう説明を続けます。「他の国産サーモンは小ぶりで身が柔らかく、味わいが淡泊に感じられました。外国産サーモンは色の艶は良いけれど、生食では味が劣るように感じました。青森サーモンは最初の一口目からインパクトのある旨みが感じられました」。
「名物!!極上国産!!青森サーモンづくし♪海の恵み8種盛り」2,728円
同店のスタッフ一同が自信を持って提供しているのが「青森サーモン」というわけ。さっそくシンプルな青森サーモンの刺身を味わってみると、身がほどよく締まっていてうまみがしっかりと広がり、口の中でとろりと溶けて甘やかなおいしさ。
8種盛りには大トロ刺しも盛られているので、この刺身は”サーモンのいわば赤身の部分”ということなのですが、十分に脂がのっていて感動的。しかし意外に後味がサラリとしていて、濃厚なのに食べ飽きずにもう一切れを口に運んでしまいます。
店員さんの話では、青森サーモンは国内最大級のサーモン魚体らしく、その平均重量は3kg以上(体長70cm前後)。ちなみに他の産地のサーモンは2kg前後らしいので、通常の1.5倍のサイズ。ふ化した後、約5gの幼魚から1尾あたり700~800g (他の産地のものだと300~500g)へと約1年半かけて成長させてから海上養殖を始めるそう。海上でも約半年、青森の低い海水温で養殖するので脂ののりが良く、大きく太らせられるとのこと。話を聞けば聞くほど納得のおいしさでした。
濃厚なうまみの「青森サーモン」だから味わえるオリジナル料理も
「サーモンに酢味噌?」の意外性でも注目を集める青森サーモンの刺身
濃厚なうまみの「青森サーモン」ならではの刺身が「相性抜群!!『青森サーモン』酢味噌がけ」968円。味噌風味とサーモンの旨みが絶妙な取り合わせで、酸味が効いており、つい日本酒を注文したくなります。
日本酒は海外でも人気の「獺祭45 純米大吟醸」や「〆張鶴 純 純米吟醸」、「紀土(KID)純米」など15銘柄をラインナップ。刺身盛り合わせと日本酒のペアリングも楽しめます。他にも注文したいメニューがたくさん!
定番ポテサラもサーモン部スタイル!「親子共演!!サーモン部のポテトサラダ」748円
ここでしか味わえないかも!?サーモン頭部の珍味「サーモン『氷頭』なます」748円
グループで来店したらコレ!「青森サーモン&いくら!!豪華ぶっとびタワー盛り(銀しゃり入り)」(2~3人前)4,378円
厚切りサーモンのカツ「サーモンレアカツ」1,078円。絶妙な火加減で調理しており、中はレアでジューシー
ランチは丼や定食で、具だくさんのお味噌汁や小鉢がセットしており、ご飯はなんと!おかわり自由です。お米は五つ星お米マイスターによる「当店専用お仕立て米」を使用。まずはご飯と「青森サーモン」をじっくり堪能し、最後はお好みで三つ葉、わさびを入れて「だし茶漬け」としても楽しめます。
ランチの「極上国産『青森サーモンとイクラ』の親子丼」1,408円。後半はだし汁をかけてお茶漬けとしても楽しめる
実は同店から徒歩数分の場所には、姉妹店「水産酒場 まぐろ部」もあります。こちらは和歌山県那智勝浦直送の天然生マグロを提供するマグロ専門居酒屋。もっちりしたマグロの刺身が絶品です。
前述の田口社長は、こだわりの魚介素材1本に振りきって、産地から毎日直送するユニークな業態を近隣で運営しています。2店舗では”大人の部活動”と称し、これからメンバーも募集するようです。どんな活動をするかはそれぞれのお店のSNSをチェックしてみてください。「今日はまぐろ部にする?サーモン部にする?」――迷ったあなたは、両方に入部してみてもいいでしょう。
新幹線の停車駅でもある新横浜駅は、2023年より相鉄新横浜線・東急新横浜線も直通運転になり、神奈川県内はもちろん渋谷や目黒など都内からも乗り換えなしでアクセスでき、東京メトロ副都心線経由だと埼玉県の和光市駅からも約1時間で到着します。日産スタジアムや横浜アリーナなどもある注目の街・新横浜、ぜひ秋のお出かけ先に選んで”大人の部活動”を楽しんでみては?
テーブル席の他にお座敷(58席)もある。団体客も利用可能
【店舗データ】
店名 :極上国産サーモンが食べられる店『水産酒場 サーモン部』新横浜駅前店
所在地 :横浜市港北区新横浜2-3-10 YK-8ビル6階
アクセス:JR、横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄新横浜線、
東急新横浜線の新横浜駅より徒歩6分
電話 :045-471-3838
営業時間:ランチ(月~金)11:30~14:00(L.O.13:30)※禁煙タイム
ディナー(月~金)17:00~24:00
(フードL.O.23:00)(ドリンクL.O.23:30)
※喫煙(電子たばこのみ)タイム
土日祝12:00~24:00(フードL.O.23:00)(ドリンクL.O.23:30)
※喫煙(電子たばこのみ)タイム
定休日 :なし
店舗規模:74.26坪/114席(テーブル2席~10席まであり、お座敷あり)






















