「好き」を見つけるきっかけに!東京都主催の体験型サイエンスイベント開催

東京都主催「キラリ☆サイエンスFes! ~見る。ふれる。つくる。わたしの“好き”を見つけよう!~」が3月8日に千代田区で開催されました。本イベントは、子どもたちが科学の楽しさに触れながら、自分の「好き」や興味を見つけるきっかけを提供する体験型イベント。女子小中学生とその保護者を対象に、サイエンスショーや体験型ワークショップなど多彩なプログラムが用意され、会場は多くの親子連れでにぎわいました。

五十嵐美樹先生が語る「科学の面白さ」と好奇心の大切さ

キラリ☆サイエンスFes!の様子①

会場では、科学の魅力を体験できるサイエンスショーが行われ、身近な現象をテーマにした実験が披露されました。

ステージには、東京都市大学教育開発機構准教授であり、サイエンスエンターテイナーとしても活動する五十嵐美樹先生が登壇。500mlのペットボトルに生クリームを入れ、音楽に合わせて振ることでバターを作る実験を紹介しました。

キラリ☆サイエンスFes!の様子②

実験では、参加者の子どもたちもステージに上がり、リズムに合わせてボトルを振りながらバター作りに挑戦。液体だった生クリームが次第に固まり、変化していく様子に、会場からは驚きの声が上がりました。

身近な材料を使った実験は、科学をより身近に感じられました。

サイエンスショーの後には、五十嵐先生が小学生からの質問に答える場面もあり、科学に興味を持ったきっかけについて語り、「小学生の頃は理科が特別得意だったわけではありませんでした。」と振り返り、中学生のときに虹を作る実験を通してその原理を知ったことで、「自分が生きている世界の現象が理科で説明できる。」と感じ、科学の面白さに気付いたといいます。

また、尊敬する科学者としてマイケル・ファラデーの名前を挙げました。電磁誘導の原理を発見した人物で、研究に関わる場所を訪れた際には当時の装置が残されており、自分が作った実験装置と似ていたことに驚いたのだそう。

その経験から「最初はうまくいかなくても、きっとできるようになる。」と勇気をもらったと語りました。

最後に五十嵐美樹先生から「自分の好きなことを見つけたとき、思う通りにいかなくても諦めずにチャレンジしてほしい。」と子どもたちにメッセージを送りました。

企業や大学による体験型ワークショップも充実

キラリ☆サイエンスFes!の様子③

体験コーナーでは、企業や大学による体験型ワークショップも多数展開され、子どもたちが実際に手を動かしながら科学や技術に触れられるプログラムが用意されていました。

なかでもZOZOのブースでは、ZOZOMATやZOZOGLASSなどのファッションテックを体験でき、足のサイズを3Dで測定したり、ARメイクを通して肌の色データを読み取ったりする仕組みを体験しながら、ファッションや美容を支えるテクノロジーを楽しく知ることができました。

また、アンファーのブースでは、iPS細胞の基礎をやさしく学びながらオリジナル保湿液づくりに挑戦することができ、細胞の働きや肌の変化について、実験を通して理解を深める美容科学体験が行われました。

さらに、東京都スタートアップ戦略推進本部の「TIB FAB」では、電気や情報を届ける配線ケーブルをアクセサリーにアレンジするワークショップも実施され、本物の工具を使った圧着体験を通して、素材の役割やものづくりの楽しさを体験できました。

ミモザツリーにメッセージ!国際女性デーを感じる参加型パネル

キラリ☆サイエンスFes!の様子④

会場ではサイエンス体験だけでなく、国際女性デーにちなんだ企画も用意されていました。3月8日は国際女性デーであり、会場にはそのシンボルであるミモザをモチーフにした「ミモザツリー」のパネルも設置。

パネルには「ミモザツリーに花を咲かせよう!」と書かれており、参加者がイベントの感想やメッセージを書き込んだミモザの花を貼ることで、ツリーに花を咲かせていく参加型の企画です。

子どもたちや保護者が思い思いのメッセージを書き込み、パネルに貼っていくことで、会場には少しずつミモザの花が増えていきました。科学の体験だけでなく、国際女性デーの意味についても考えるきっかけとなりました。

サイエンスイベントをきっかけに科学の世界へ

キラリ☆サイエンスFes!の様子⑤
今回のイベントは、子どもたちが科学の楽しさに触れながら、将来の可能性を広げるきっかけを提供する取り組みとして開催されました。

サイエンスショーや体験型ワークショップを通じて参加した子どもたちは、科学を「難しいもの」ではなく「面白いもの」として体験し、それぞれの興味や関心を広げながら、自分の「好き」や「やってみたい」という気持ちを見つけるきっかけとなりました。

こうした体験を通して、子どもたちは未来の科学が持つ可能性に思いを巡らせ、科学や技術への興味をいっそう深めたことでしょう。彼らにとって、心に小さな芽が宿るような有意義な一日になったはずです。

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