8月も終盤に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。夏の料理と言えば、自宅でも外食でも食べられる冷やし中華が定番かと思います。とはいえ冷たい麺にキュウリ･卵･ハムと、具材はどこも似たようなもので飽きてしまったという方もいるのではないでしょうか。今回は、冷やし中華の定番を覆す、二郎系冷やし中華を紹介します!

東北沢｢千里眼｣

今回紹介するのは、小田急小田原線東北沢駅から8分ほど歩いたところにある｢千里眼｣というお店。普段は二郎系ラーメンを提供する、いわゆる｢二郎インスパイア｣の先駆け的なお店です。食べログTOP5000に選出されています。

東京大学駒場キャンパスの真裏にあり、京王井の頭線駒場東大前駅や池ノ上駅、東京メトロ千代田線の代々木上原駅からも歩いて行けます。

もちろん通常メニューの二郎系ラーメンも絶品ですが、よい機会なので夏季限定で提供する冷やし中華についてレポートします!

整理券確保

早速訪問して注文!といきたいところですが、さすがの人気店、すぐには食べさせてくれません。人気のおかげもあり今年から整理券制となったとの情報を聞きつけ、11:00の開店時間より早めの10:20に訪問しました。

しかし、既に30人以上待っている人がいます。行列に並んでいると、10:30頃整理券の配布がスタートしました。冷やし中華はお昼限定であり、11時台･12時台･13時台･14時台の4つの時間帯から整理券を選択できます。並んでいる方は早く食べたいので、当然に11:00台の整理券を受け取っていきます。

なんとか初回である11時台の整理券を確保できたものの、5人ほど後ろに並んでいた人たちは12時台の整理券が配布され、一度店を離れてまた戻ってくるよう指示されていました。開店から30分以上前に到着したにもかかわらずギリギリ初回時間帯の案内となるとは思いもしませんでした。想像以上の人気っぷりです。

11時台の整理券を持っているため、そのまま並び続けること1時間強。11:40頃、ようやく店内へ入って食券を購入、着席しました。

注文と無料トッピング

夏季のランチタイムは基本メニューが冷やし中華のみとなるため、麺の量とトッピングを選ぶだけのシンプルな選択肢です。冷やし中華を250gと、追加豚2枚を注文しました。今回は注文しませんでしたが、生卵も合うかもしれません。

二郎系ということもあり、提供直前に無料トッピングを聞かれます。二郎系というと怖いイメージがあるかもしれませんが、こうして店頭にも店内にも案内があり、わからなければ店員さんも教えてくれるため、初心者でも訪問しやすいかと思います。

出来上がり直前にトッピングについて聞かれ、筆者はニンニク以外全部で注文しました。

実食!

冷やし中華250g(1,000円)。知らない人からすると冷やし中華と言っても信じてもらえないかもしれません。

ようやくお待ちかねの冷やし中華とご対面です!見ているだけで気持ちがいい壮観なビジュアルです。

モヤシとキャベツというのが二郎系における野菜の定番ですが、冷やし中華ということで大根や人参が主体のさっぱりとした構成になっています。無料トッピングでお願いしたガリマヨ(ガーリックマヨネーズ)がかけられていて、そのままサラダのようにおいしく食べられます。

野菜をある程度食べ進めたあと、タレを絡めるために混ぜていただきます。二郎系なのは野菜だけでなく麺も同じ。極太麺がしっかり水で締められており、ベースのごまだれやガリマヨとよく合っていておいしいです!

水で締められているため、かみごたえがあり、食べ進めるにつれてアゴが疲弊していきます。麺量が少なめ･普通･大とある中、大と迷って普通にしましたが、かみごたえがあるおかげで十分満足できる量でした。

デフォルトで載っているチャーシューは鶏モモチャーシューで、冷やし中華のトッピングとしては重くなく素晴らしいチョイスかと思います。

追加で注文した豚2枚(240円)。柔らかく、そしてしっかり味が染みたチャーシューです。

芸能人もSNSやYouTubeで取り上げるなど、その勢いを年々増している千里眼。特に夏季限定の冷やし中華は言わずもがなの行列でした。

とはいえ元祖と言っても過言ではない千里眼の二郎系冷やし中華は、わざわざ並んで食べる価値がある商品だと思います。

例年だと9月末には終了してしまうようなので、ぜひとも今のうちに訪問してこの珍しい冷やし中華を味わってみてください!

千里眼
住所:東京都目黒区駒場4-6-8　佐藤ビル1F
アクセス:小田急線小田原線｢東北沢｣駅(東口)から徒歩8分/京王井の頭線｢駒場東大前｣駅または｢池ノ上｣駅から徒歩10分
定休日:水曜日
営業時間:11:00～15:00/17:00～21:00(冷やし中華は昼のみ)