日本産ホップビールを楽しもう!「クラフトビール ジャパンホップ フェスト 2023」
ここ最近注目を浴びている“クラフトビール”。日本のビール市場全体が縮小傾向にある中、約10年で3.5倍以上伸長し、国内の大手ビールメーカーも参入するなどその盛り上がりは拡大し続けています。日本産ホップを使ったクラフトビールのイベント『クラフトビール ジャパンホップフェスト2023』が10月21日/22日、代官山の「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」で開催されました。
クラフトビールとは
小規模な醸造所(ブルワリー)で、ビール職人がこだわりをもって手作りしている多種多様なビールのこと。“地ビール”が[地域性]に特化していることに対し、“クラフトビール”は[ビールの個性]に注目しています。
日本では、1994年の酒税法改正(地ビール解禁)により、製造免許を取得するのに必要な年間製造量が、最低2,000キロリットルから60キロリットルへと大幅に引き下げられ、小さな醸造所でもビールをつくれるようになり、今のブームのきっかけになりました。
年々、さまざまなノウハウが蓄積され、技術力もあがり、美味しいクラフトビールが増えています。
日本産ホップの特徴は何といっても“香り”。
香り豊かでフルーティ、女性にも好まれるテイストで、これまで日本で広く飲まれてきた苦味のあるビールが苦手だという人にも受け入れられています。
特にアルコール離れが進んでいるという若者にも、SNS映えする味わいを含めた高いデザイン性などが支持を受け、年々人気が高まっています。
種類は100種類以上!
日本全国はもちろん世界中で作られていて、味や色やパッケージも多種多様で自分好みの味を探す楽しみもあります。
比較的小規模な醸造所が造っているため、生産量も少なく手づくり感があって希少性もあり、何より、醸造家の情熱が詰まっていることから、それぞれの個性やストーリー性なども一緒に楽しめるのも魅力のひとつでしょう。
クラフトビールが好きな方にはたまらない2日間!
2023年9月1日「クラフトビール ジャパンホップ フェスト 2023」が開幕し、11月30日まで全国の料飲店で開催されます。
今回参加したのは、代官山のスプリングバレーブルワリー東京で開催された2日間限定のメインイベント。
お天気にも恵まれ、大盛況でした。
今年収穫したフレッシュホップビールだけでなく、1年を通して造られている日本産ホップビールも楽しめます。
日本全国の気になるクラフトビールを飲み比べ
イベントには、キリングループのスプリングバレーブルワリーをはじめ、京都の“KAKEHASHI BREWING”、長野の“ヤッホーブルーイング”、茨城の“常陸野ネストビール”など20社が参加。
今年収穫したホップで作るクラフトビールや、熱をかけずに収穫後すぐに冷凍作業などをしたホップで作るクラフトビールなど、こだわりのフードとあわせてオーダーできます。
チケット1枚につきビール1杯またはフード1品と交換。
チケット5枚 価格:2,500円(税込)
*追加チケット1枚 価格:500円
スタッフの方へ初心者でも飲みやすいテイストのおすすめを伺い、選んだのはこちら3種です。
◆息吹の生/岩手県
◆ASOBI Pale Ale/京都府
◆せたがやフレッシュホップ/東京
“飲みやすい”という共通項でオーダーしたものの、並べてみると色の違いもおもしろく、個性が豊かな爽やかな香り・フレーバーが楽しめました。
おつまみ類の品ぞろえも良く、フライドポテトや枝豆、牛もつ煮、炙り鯖寿司&サーモンロール寿司、デザートまでありました。
緑に囲まれたテラス席では、ピクニック気分を味わえました。
2階では、醸造家がゲストのトークショーもあり、直接、ビール造りに対する思いなどお話しくださいました。
(公式ホームページに掲載されています)
2023年10月酒税法改正でビールは安く、新ジャンルは高く
税額を350mlあたりで換算すると、ビール系飲料の酒税はビールが70円から63.35円へ引き下げ、麦芽比率25%未満の発泡酒が46.99円のまま据え置き、新ジャンル(第3のビール)が37.8円から46.99円へ引き上げられました。
今回の改正で、クラフトビールがこれまでよりお安く購入できるようになるのは嬉しい限り。
あなたはどんなクラフトビールが好きですか?
取り扱っているお店も増えているので、いろいろ試してchillタイムをより充実したものにしたいですね。