ソムリエ厳選のワインと楽しむ“隠れ家イタリアン”デートや女子会におすすめのリストランテ

小田急線 参宮橋駅を出て左に徒歩51歩!デートにも女子会にもおすすめできるステキなイタリアン、“IL VISCHIO(イル ヴィスキオ)”さんを紹介します。入口が通りから入った奥にあるので、ちょっと見つけにくくて“隠れ家”風のすてきなお店です。一緒に行った友人たちが必ず「またあのお店に連れて行って!」とリピートする、味も雰囲気もコスパも二重丸の、自信を持っておすすめするリストランテです。

雰囲気のいいおしゃれなリストランテ「IL VSCHIO」

イルヴィスキオのロゴサイン

通りからお店の扉までのアプローチにおしゃれなロゴサインが。このアプローチを進んだ一番奥、左側の木製の扉がお店の入り口です。中の見えない木の扉がまた大人の隠れ家の雰囲気を醸し出しています。

テーブルの上にはタキシード型に畳まれたかわいいナプキン

イルヴィスキオのナプキン

テーブルの上にタキシードが。思わず「かわいい!」と声に出してしまいます。
ファルファッレ(リボン型のショートパスタ)で蝶ネクタイを作っているところもイタリアンらしくてすてきです。

ディナーメニューはシェフお任せコース 6,050円(税込み)のみ。
ナプキンの下にイタリアの地図とその日のコース内容が書かれたメニューが置かれていて、それを見ながらワクワクとお料理を待ちます。

季節ごとの旬な食材を使った、シェフお任せコースをご紹介

イルヴィスキオの前菜
前菜:24カ月熟成パルマ産生ハム、自家製サワークリームと山形県産メロン

自家製サワークリームにもメロンが入っています。豪華!
24カ月熟成のパルマ産生ハムは、塩気だけではなく独特の風味があって、塩気とメロンの甘味が絶妙な味のハーモニーを醸し出しています。間違いない鉄板の組み合わせですね。

イルヴィスキオのアンティパスト魚介
アンティパスト:千葉県産天然活け〆真鯛、イサキ、天使の海老、カナダ ソルトスプリング産ムール貝、ビーツ、北あかりのリグーリア風魚介サラダ「カッポンマグロ」

奥に見えるのは、上からビーツ、真鯛とイサキ、北あかりが層になっているテリーヌのようなもの。
リグーリアというのは、イタリア北西部にある州の名前だそうです。

オーナーさんが少し前までリーグリアに旅行されていたそうで、現地で食べ歩いたメニューにインスパイアをされ、今回のコースメニューにもリグーリアのメニューを取り入れているそうです。
現地で体験したばかりのメニューが食べられるとは、ここから先のお料理にも期待が高まります。

イルヴィスキオのアンティパストココット
アンティパスト:米茄子と十和田ガーリックポーク 自家製ソーセージのトマトソースとモッツァレラチーズのオーブン焼き

熱々のココットを覆うこんがり焼けたチーズの下には、米茄子と自家製ソーセージがトマトソースと一緒に隠れています。茄子はふっくらとろんと柔らかく火が通っていて、自家製ソーセージはしっかりとしたお肉感。この2つの具材がとっても食べ応えがあります。

トマトソースとこんがり焼けたモッツァレラチーズと一緒に食べると絶妙の組み合わせです。

イルヴィスキオのパスタズッキーニ
プリミピアッティ(最初のお料理):小海老とズッキーニソース 自家製手打ちファッツォレッティ

最初のお料理はパスタ。ラザニアのような平打ち麺 ファッツォレッティです。小海老は身が詰まっていてプリプリ、ニンニクの効いたズッキーニのソースがおいしい!

ズッキーニのパスタソース、私はあまり食べたことがありません。とってもおいしくて一緒に出てきたパンにつけてきれいにいただいちゃいました。

イルヴィスキオのメイン蝦夷鹿
セコンドピアット(2番目のお料理):北海道産蝦夷鹿のロースト イタリア産ポルチーニ茸ソース

お料理が運ばれてきた瞬間から、ポルチーニ茸とセルバチコの香りがふわーっと香ってきました。

セルバチコは、ルッコラにとてもよく似たお野菜で、葉はルッコラをもっとギザギザにしたような形、香りや風味はルッコラより強く、お肉料理のアクセントにピッタリです。

蝦夷鹿肉は、夏は冬に比べてさっぱりした味わいなのだそうです。
確かに、ほとんどジビエ感がなく、とはいえジューシーな肉感で赤みのとっても美味しいお肉でした。
(ジビエについては好みもあると思いますので、個人の感想として参考にしていただければと思います。)

イルヴィスキオのカルボナーラ
パスタ:緑の卵とパンチェッタの生クリーム無しのローマ風カルボナーラスパゲッティ

緑の卵って何!?とメニューを見て思っていたら、出てきました、緑の卵。

イルヴィスキオの緑の卵
●これが緑の卵です。写真だとちょっとわかりにくいですが、実物はもう少し緑がかっています。

この緑色の卵は、青森県田子町の田子たまご村で生産された卵。田子は「たっこ」と読むのですね。鶏の餌だけではなく水にもこだわって育てられているとのこと。
イル・ヴィスキオさんのカルボナーラが濃厚でおいしいのも納得です。

生クリームを使わない本場ローマ風に作られたカルボナーラ、確かにとっても濃厚です。

濃厚な味にパンチェッタの塩加減がとてもよく合っていて、濃厚でもしつこさがなくかなりおなかがいっぱいになっていたにもかかわらず、最後までおいしくいただきました。

イルヴィスキオのドルチェ
ドルチェ:フランスヴァローナ社70%カカオの濃厚ガトーショコラ、キウイの自家製シャーベット

コースのラスト、ドルチェは豪華2点盛り。
最初の一口はキウイのシャーベット。キウイの味が濃くて酸味が少なめ、甘くてこれはおいしい!
ガトーショコラもカカオ70%なのに濃厚すぎず苦すぎず、ほどよく甘くてこちらもとってもおいしくいただきました。

コースにはドルチェと一緒にコーヒー・スプレッソ・紅茶・ハーブティからお好きなカフェがついています。

それにしてもこのコースが、6,050円でいただけるのは驚きのコスパです。
飲み方によりますが、コペルト(テーブルチャージ)と最初の一杯、それにソムリエの資格を持つオーナーさん厳選のペアリングワインをつけても総額は10,000円ほど。
私はスパークリングウォーターのみでしたので、7,000円くらい。

お料理はコースが豪華なので、小食な方にはやや多いかもしれません。
事前にオーナーさんに伝えておくと量を調整してくださったり、コースの途中でおなかの具合を聞いてくださいます。

イル・ヴィスキオさんは、オーナーさんがシェフ・ソムリエ・サービスと全てお一人でやられているのですが、お料理の出てくるタイミングも食事の進み具体にぴったりですし、お料理の説明やそこから派生するイタリアのお話など、ホスピタリティの溢れる接客にとても楽しい時間を心地よく過ごせます。

本場のイタリア料理をソムリエ厳選のワインと一緒に楽しめる東京の隠れ家イタリアン、大人の女子会やちょっとぜいたくなデートに、えらぶお店に迷ったらぜひ行ってみてください。

※コースの内容は日によって変わります。また、事前に予約することをおすすめします。