日本の歴史を感じに。弘法大師が伝えた大和茶のスイーツを奈良パークホテルで♪
奈良発祥のものは数知れず…かつての都「奈良」。遣唐使によって大陸の最新の文化が日本に持ち込まれ、お茶・薬・饅頭・墨などが奈良で生まれたとされています。観光地としては近隣県の「京都」や「大阪」に競り負けてしまっていますが、最近じわじわ熱い。今回はそんな奈良の、弘法大師(空海)によって唐から日本にもたらされたとされる日本初のお茶「大和茶」を使ったスイーツをご紹介します。
奈良パークホテル
今回筆者が大和茶スイーツを堪能したのは「奈良パークホテル」。奈良時代を今に伝えるメニューが揃うホテルです。自家源泉の温泉も有し、旅の疲れもどこへやら。
地元からも愛されるホテルの喫茶「呦々〜yo yo〜」で、ゆったり大和茶スイーツをいただきました。
大和緑茶のかき氷
大和茶の歴史は古く、今から1200年前に始まったとされています。大同元年に空海が唐から日本に持ち帰ったお茶の種子を、高弟の堅恵に与え仏隆寺の山内に「苔の園」という茶園を造りまいたの始まりだとか。そんな大和茶は独特の香りと、さわやかな風味が特徴です。
トッピングは、白玉・粒あん・大和緑茶のわらび餅。さらに、大和茶の粉末も付いて来るので濃度を調整しながら最後まで大和茶を堪能しましょう。
そして、天辺に鎮座するは「蘇」です。奈良時代に、貴族が食べていた現代のチーズのルーツとなる食べ物。一欠片ほど作るのに牛乳瓶1本煮詰めて作ります。薬や供え物として使われるほど栄養価の高い食品で、味はほぼ感じられず最後に牛乳の風味がふんわり残るなんとも不思議な味。当時の食べ物を味わえるとは感激でした!
大和緑茶わらび餅
かき氷に添えられていたわらび餅は、会席料理のデザートに登場する奈良パークホテルのオリジナルです。大人気で喫茶のメニューに採用。現在、喫茶の人気スイーツNo.1を独走中!
トッピングにはきな粉と、黒糖。黒糖はすり鉢で擦ってわらび餅に。筆者は黒糖とわらび餅の組み合わせが気に入りました。大和緑茶は優しく爽やかなので黒糖とけんかせず調和しますよ。
大和緑茶と合わせて、日本初のお茶を心ゆくまでお楽しみください。
大切なあの人への手土産にも
大和緑茶わらび餅はテイクアウトも可能です。嬉しいきな粉付きで、大切なあの人への手土産におすすめです。
奈良パークホテルの特別なスイーツなので事前の予約が必要です。予約をお忘れなく!
日本初のお茶「大和茶」を味わいに出掛けませんか?
いかがでしたか?京都はもちろん魅力的だけれども、日本のかつての都「奈良」へ出掛けてみませんか?
始まりは奈良!大和茶スイーツを堪能しながら、歴史ロマンに浸る旅は格別ですよ。
詳細
奈良パークホテル
喫茶「呦々〜yo yo〜」
〒631-0845 奈良県奈良市宝来4丁目18番1号
0742-44-5255