【東京グルメ】老舗和菓子店で味わう至高の和洋折衷スイーツ!「目白 志むら」

日本の夏の風物詩であるかき氷。冷たい氷に、さっぱりとしたフルーツソースなどがかけられていて、暑い夏にぴったりのイメージがあるかと思います。今回は、そのようなさっぱりとしたイメージと対局をなす、かなりずっしりと重厚な甘さを楽しめるかき氷をご紹介します!甘いものが大好きな筆者がこの世で一番愛する絶品スイーツをついに公開します!

目白「目白 志むら」

志むらの外観

今回紹介するのは、目白にある「目白 志むら」というお店。「食べログスイーツTOKYO百名店2022」にも選出されているお店です。

平日12:35頃に訪問し、待ちなく入店できました。2日前であればウェブ予約、当日であれば電話予約もできるようなので、休日に訪問する時は予約して行った方がいいかもしれません。

こちらの志むら、今回こそかき氷を紹介しますが、実は昭和14年創業の老舗和菓子店。店舗1階に和菓子店があり、一般的にイメージされるような和菓子が販売されています。店舗2階が喫茶スペースになっていて、かき氷はそちらでいただけます。

ワクワクするメニュー

志むらのメニュー

生いちご、宇治といった定番メニューから、黒ごま餡、梨とジンジャーといった変わったメニューまで、多くの種類があります。下の8枚が常設メニューです。期間限定メニューもある点はご注意ください。

筆者は「あんバター(1,485円)」を選択。今回は「志むら」の紹介というよりも、「志むらのあんバターかき氷」の紹介といったほうが正しいです!

入店から注文、提供までスムーズに進み、12:50頃提供されました。

実食!

志むらのあんバター①志むらのあんバター(1485円)です。ソースはラズベリーとラムレーズンから選択できます。

かき氷の上にはつぶあんとホイップクリーム、カステラクラム(カステラを砕いたようなもの)と、インパクトのあるバターのようなかたまりが鎮座しています。

まずは氷の部分から食べてみると、ほんのりバターが香るミルクソースがかかっており、めちゃくちゃおいしい!!上にかかっているつぶあんやホイップクリームともよくあっています。

そして気になるバターのようなかたまり。本物のバターとの違いがわからない味わいながら、食感こそ本物とは異なるもので、ちゃんとスプーンで切れ、かつ溶け出すことはない不思議な物体です。

少しだけ感じられる塩味がいいアクセントになっていて、香りはバターそのもので信じられないほどうますぎまる!

ミルクの甘み、ホイップクリームの甘み、つぶあんの甘みと、三者で異なる方向性の甘みがバターの豊かな香りと重なり合い、今まで食べたことのない奥深い味わいを作り上げています。

志むらのかき氷②かき氷の内部にもつぶあんが詰まっていて最後まで飽きさせません。付け合わせのラズベリーソースがよく合います。

一方で、このように書くと重厚感の強い、くどい甘みであるかのように感じられるかもしれませんが、甘みに対してバターの塩味、付け合わせのラズベリーソースの酸味、かき氷の冷たさでもってしっかりとバランスを取っていて、不思議なくらい食べる手が止まりません。

かき氷というそもそも特徴のある食感に、バターなようなかたまり、カステラクラムとこれもまた異なる食感が組み合わさり、口内の幸福感が最高潮になるスイーツです。

味も食感も計算されているとしたらただただ驚くしかなく、うますぎて意味がわかりません。

これが1,500円以内で食べられるということに驚くばかりで、個人的には倍でも普通に支払ってまた食べたいとすら思えます。

志むらのあんバターかき氷を食べずして、東京スイーツを語ることなかれ。全てのかき氷ラバーに、全てのスイーツラバーに、いや全ての日本人に知ってほしい最高峰の和洋折衷スイーツと言えるでしょう。

詳細

■目白 志むら
住所:東京都豊島区目白3-13-3(JR目白駅から徒歩2分)
定休日:日曜日・月曜日
営業時間:9:30~18:00(喫茶スペースのラストオーダーは17:30)