【京都で感じる異国情緒】ポルトガル菓子が食べられる京都のおしゃれなカフェ

今回紹介するカフェは、大好きで毎年数回は訪れる町、京都のちょっと変わったおしゃれなカフェ、“カステラ・ド・パウロ”-Castella do Paulo-です。京都にありながらポルトガル人パティシエが作る、本物のポルトガル菓子が食べられるこのお店、看板メニューはなんとカステラ。カステラが看板メニューになった理由とともに、日本で、いえ世界でここにしかない珍しいカフェを紹介します。

京都のカフェ、カステラ・ド・パウロのストーリーをご紹介

カステラドパウロの外観

元酒屋の蔵をリノベーションしたお店の外観。1Fには菓子工房とテイクアウトコーナー、テーブルが3席、2Fにもカフェのテーブルがあります。

カステラ・ド・パウロのパティシエは、ポルトガル人のパウロさん。
日本人で京都出身、ポルトガル料理研究家の奥さま、智子さんがお店をきりもりしています。

パウロさんは、ポルトガルから日本に渡って独自の進化を遂げたお菓子“カステラ”をポルトガルに里帰りさせるべく、長崎の松翁軒でカステラ修行をしたそうです。
その日本のカステラをポルトガルに持ち帰り、智子さんとお二人でポルトガルのリスボンで菓子工房とカフェを経営されていました。

お二人の詳しい経歴はお店のホームページに載っているので、ぜひ一度のぞいてみてください。カステラドパウロで検索すると出てきます。

そんなお二人で2015年に京都 北野天満宮大鳥居すぐ近くにオープンしたのが、ここカステラ・ド・パウロです。

カステラだけじゃないんです!今回私がいただいたメニューは…

カステラドパウロのビファーナランチ

ポルトガルのサンドイッチ、“ビファーナランチ”。お野菜がたっぷりのサラダとスープ、デザート付きで1,380円(税込み)

リスボンのお店にもここ北野天満宮のお店にも何度も訪れている私のお目当ては、ポルトガルのサンドイッチ、“ビファーナ”のランチ。
ビファーナはポルトガルのファストフード、豚肉を挟んだサンドイッチです。
このサンドイッチを再現するために、パンもポルトガルのパンを工房で焼いているそうです。

カステラドパウロのビファーナアップ

ポルトガルのパンにピーマンペーストで味付けした豚肉がたっぷり!

ビファーナに挟んである豚肉はピーマンペーストで味付けしてあって、このピーマンペーストが塩辛くておいしい!
素朴な味のパンとの相性がよくて病みつきに。

マスタードとピリピリという辛いソースを持ってきてくださるので、辛いのが好きでしたらそれを付けて味の変化もおいしいですよ。辛いものが大好きな私はピリピリをたっぷりかけていただきます。

カステラドパウロのガラオン

ポルトガルのカフェラテ、ガラオン 540円(税込み)

ドリンクは別オーダーで、これもポルトガル風にコップに入ったカフェラテ、“ガラオン”を頼みました。カフェラテがカップに入っていると“カフェラテ”、コップに入ると“ガラオン”です。

ちなみにポルトガルでは、大人は皆エスプレッソを飲むので、ミルクの入ったカフェラテ、ガラオンは子供の飲み物らしいですよ。ほんとかな?笑

カステラドパウロのロールケーキ

ランチのデザート、レモンのロールケーキ

この日のランチデザートはレモンのロールケーキでした。
見た目もかわいくて、生地がフワッフワ、中のレモンクリームは酸味より甘味が強いけれどレモンの味が爽やかでおいしかった!

帰りがけにはぜひテイクアウトコーナーものぞいてみてください。
ポルトガルから日本へ、日本からポルトガルへ、そして再び日本に帰ってきた、ポルトガル人パティシエ パウロさんが作るカステラや、日本ではエッグタルトとして有名なお菓子“パステル・デ・ナタ”、元祖ポルトガルのカステラ“パォンデロー”など、ストーリーのあるポルトガル菓子がいっぱい並んでいます。私もお菓子をいっぱい買って帰りました!

京都ならではの元酒屋の蔵をリノベーションしたおしゃれなカフェ、“カステラ・ド・パウロ”へ、ちょっと変わったポルトガルのランチやスイーツを食べにぜひ行ってみてください。