【リーガロイヤルホテル】新しいコンセプトのレストランがオープン♪

大阪・中之島にある「リーガロイヤルホテル」に、オーセンティック・フュージョンレストラン「THE RAY(ザ・レイ)」が2022年12月2日(金)にグランドオープンしました。1935年開業の歴史のあるホテルの伝統とレストランの技術を土台に、革新的な要素を取り入れ、五感を研ぎ澄ませて味わうお料理がコースでいただけます。ぜひチェックしてみてください♪

店名「THE RAY」に込められた意味とレストランのインテリア

リーガロイヤルホテルのザレイ①

「THE RAY」は「一筋の光」をいう意味を持ち、このレストランのテーマです。新しい料理体験に向き合えるよう、限りなく無駄な要素を排除した「削ぎ落とす美学」を徹底した空間設計にしたそうです。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑨

最初にときめくのは、レストランまでのアプローチです。回廊は一筋の光が次々と灯(とも)り、レストランの入り口へとゲストを導きます。その様子に胸が高鳴り、一気に非日常の空間へと旅立ったような気がしました。

リーガロイヤルホテルのザレ②

レストランのインテリアは、すっきりとしていますが無機質というわけではなく、壁面や天井、テーブルやイスの配置にもデザイン性があり、床は木製で温かみがあります。また窓の外にはこの時期にはことさらににぎやかな中之島のライトアップがきらめいています。

卓上に生花はなく、「植物の造形美」をテーマに、透明なアクリル樹脂の中に植物の種、実、花などを封入した「Sola cube」が置かれています。テーブルごとに違う花の種類で、それぞれにつけられた言葉があります。ちなみに私たちのテーブルの花は「千日紅」で、宙(そら)言葉は「大切に守る」。

BGMがかすかに流れています。多方面から音楽性の高さを支持されて引く手あまたのエクスペリメンタルソウルバンド「WONK」による、ソウル・ジャズ・ヒップホップ・ロックと幅広いジャンルの楽曲がセレクトされています。

オーセンティック・フュージョン(正統×融合)がテーマ

リーガロイヤルホテルのザレイ⑯

シェフ倉員直樹(くらかずなおき)氏は、約20年前にリーガロイヤルホテルに入社後、フランス料理の名門「レストラン シャンボール」などの社内のレストランや宴会部門を経てフランスへ。

フランスでは星付きレストラン2店で数年間研鑽(けんさん)を積まれ、帰国後はリーガロイヤルホテル京都の「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」へ。

そして2022年10月、この「THE RAY」のオープニングシェフに抜擢(ばってき)されました。

倉員氏は、海外経験や優れた感性をもって、代々受け継がれてきたリーガロイヤルホテルの伝統をベースに、革新的な要素を融合したときめく食体験を私たちに楽しませてくださいます。

コース料理のメニューをご紹介

コースは清水焼天目碗(てんもくわん)から始まる

リーガロイヤルホテルのザレイ③

コースは清水焼の天目碗(てんもくわん)から始まります。こちらは「きのこのポタージュカプチーノ仕立て」で、お抹茶をいただくように両手を使っていただきます。

五感で楽しむメニューが続きます♪

リーガロイヤルホテルのザレ④

次はお箸でいただく仔牛(こうし)や野菜のアミューズで、トッピングのスポンジケーキにかすかな甘さ、桜やスパイスの香りも感じられ、伝統と革新がテーマのシェフのこだわりを感じました。

そして前菜が3つ続きます。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑤

色合いが美しく目を引く一皿です。蟹(かに)のほぐし身のタルタルを千枚漬けで巻いたものとハーブを散らした米粉の春巻き、周囲にはピンクグレープフルーツのジュレを張り詰め、イクラと思えばオリーブオイル、しっかりキャビアが添えてあり、さまざまな面で満足。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑪

菊菜のグリーンが鮮やかな帆立のニョッキ、2つのソースでいただく仔牛(こうし)の胸腺、どちらもとてもアーティスティックで味わい深い。

メイン料理は火入れにこだわる

リーガロイヤルホテルのザレイ⑥

リーガロイヤルホテルのザレイ⑦

リーガロイヤルホテルのザレイ⑧

魚料理は今が旬の寒鰆(かんざわら)、肉料理は仔羊(こひつじ)で、どちらも火入れにこだわり抜いた逸品でした。付け合わせやソースも気が利いていてワインもすすみます。また箸休めのソルベは野菜を使った手の込んだものでした。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑫

パンにもこだわりが見られます。バゲットや丸いパンではなく、キューブ型のブリオッシュに球形のバターを合わせてみたり。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑭

ワインは、女性ソムリエにお任せして、フランスだけではなく、オーストラリアなどの高過ぎずおいしいワインをペアリングでいただきました。

また、ノンアルコールドリンクにも力を入れておられ、ホテルやレストランに精通したドリンクディレクター上杉竜也氏が監修される。質の高いノンアルコールドリンクによるペアリングも期待できます。

デザートは有田焼

リーガロイヤルホテルのザレイ⑮

京都の清水焼からスタートしたコースですが、デザートは倉員シェフの出身地、九州の有田焼で供されます。ビスケットをベースに、アーモンドのソルベ、コーヒーとチョコのムースを配し、美しく型を抜かれたココアのシガレットクッキーをのせたものでした。

リーガロイヤルホテルのザレイ⑬

コーヒーは有機栽培、レインフォレスト・アライアンスのダブル認証つきのサステナブルなもの、紅茶やハーブティーからも各種茶葉からえらべます。小菓子も3種あるのがうれしい。

いただいたコースは、ランチとディナーでいただける「menu RAY(ムニュ・レイ)」が12,500円。メニューは主に食材が書かれているだけなので、どんなお料理が来るのかとても楽しみ。

清水焼天目碗(てんもくわん)
お愉(たの)しみ
蟹(かに) 千枚漬け 柑橘(かんきつ)
ホタテニョッキ コールラビ 菊菜
リードヴォー ヤーコン トリュフ
寒鰆(かんざわら) 菊芋 押し麦 
様々(さまざま)なカリフラワー
仔羊(こひつじ) 林檎(りんご) ひよこ豆
アーモンド カフェ レリボ
自家製パン
有田焼
W認証コーヒーまたは紅茶

こちらは、2022年12月2日(金)から2023年2月6日(月)までのメニューです。だいたい2カ月ごとにメニューが変わるようです。

このほか、ランチタイムには8,500円と10,500円のコース、ディナータイムには19,000円のコースもあります。クリスマスと年末年始の期間は別メニューです。

おわりに

余計なものがなく、時間の感覚もなくなり、研ぎ澄まされた空間で、五感で楽しめたステキなディナーでした。帰りはまた光の筋に見送られ、余韻を味わいながらレストランを後にして、再訪を誓うのでした。

いかがでしたか?大切な方と一緒に、ぜひこの食体験をお楽しみください♪

詳細

■THE RAY(ザ・レイ)
大阪市北区中之島5-3-68
リーガロイヤルホテル アネックス7階
06-6441-0954

ランチ 12:00~14:00 8,500円~
ディナー 18:00~20:30 12,500円~
※ディナータイムは小学生以下のお子様は個室のみ(個室料 6,325円)
※価格はすべて税・サービス料を含みます。

※クリスマス期間、年末年始は特別メニュー。
※水曜日休み(営業日もあります)
※詳細はオフィシャルページをご確認ください。